
2007年F1第10戦ヨーロッパGPは、日曜日の決勝レースを迎えた。レース直前のコンディションは、気温21℃、路面温度30℃、湿度44%、ドライコンディションとなっている。
出場が心配されたハミルトンは、FIAの検査を通って出場が許可された。空は雲に覆われ、雨が降り始めた模様。
現地時間14時、22台のクルマがフォーメーションラップへ向かった。ほとんどのクルマがハードタイヤを履いている。ヴィンケルホックはピットに入り、レインタイヤに交換した。
ヴィンケルホックを除いた21台のマシンがグリッドに着き、レーススタート!フェラーリの2台がいいスタートを切り、マッサが2番手にポジションを上げた。BMWが味方同士で接触しスピン。ハミルトンは一気に4位に上がったが、すぐにポジションを下げた。クルサードがコースオフし、ロズベルグとバリチェロが接触してバリチェロがコースオフ。雨が激しく降ってきたため、各マシンはレインタイヤに変えるためにピットに入っが、ライコネンはピットロードからコースオフしてピットに戻ることができなかった。
ここでピットに入らなかったのは、ライコネン、ブルツ、トゥルーリ、佐藤、フィジケラ、クビサの6人。
2周目 現在のラップリーダーはヴィンケルホックとなっている。雨は一段と激しくなり、路面は川のように水が流れている。バトンがコースオフしてグラベルにはまり、同じ場所にスーティル、ハミルトン、ロズベルグ、デビッドソン、リウッツィが次々と飛び込んできた。
あまりに激しい雨のため、セーフティーカーが入った。セーフティーカーの後ろにはヴィンケルホック、マッサ、アロンソ、ウェーバー、クルサード、コヴァライネン、ライコネン、ブルツの順で並んでいる。
4周目 ここでレースは赤旗中断となった。
突然の雨は過ぎ去り、空には青空が戻っている。レースは再スタートとなった。
再スタートの順位は、ヴィンケルホック、マッサ、アロンソ、ウェーバー、クルサード、コヴァライネン、ライコネン、ブルツ、バリチェロ、フィジケラ、クビサ、ラルフ、佐藤、トゥルーリ、デビッドソン、ハイドフェルド、なんとかコースに復帰したハミルトンが最後尾となっている。
バトン、スーティル、ロズベルグ、スピード、リウッツィがリタイアとなっている。
レースは現地時間14時35分に再開することが決まった。しかし、ちょうどその時間に雨が降るとの予想が出ている。
天気はすっかり回復し、青空と日差しがでている。各マシンはグリッド上で再スタートを待っている。ウェーバーは濡れたグローブを交換している。
14時35分 セーフティーカー先導の元、レースは再スタートとなった。エクストリームウェットを履いているのはヴィンケルホック、トゥルーリ、フィジケラ、デビッドソン、ハイドフェルドで、それ以外のマシンはスタンダードウェットを履いている。
5周目 ハイドフェルドがピットイン。スタンダードウェットに交換した。コース上は乾いた箇所と濡れている箇所が混在しており、川のように水が流れたところは今もフルウェット状態だ。
6周目 デビッドソンがピットイン。スタンダードウェットに交換した。雨の予報によると、今後30分間は雨が降らないとのことだ。ハミルトンがピットインし、ドライタイヤに交換!勝負に出た!
7周目 セーフティーカーがピットに戻った。マッサがヴィンケルホックを抜いてトップに立ち、アロンソが2番手にポジションアップ。アロンソはマッサを根狙う。レッドブルの2台が3・4番手、コヴァライネン、ライコネンが続いている。ドライタイヤのハミルトンはスリップすることが多く、まだドライタイヤでの走行は早そうだ。
8周目 ここまでの順位は、マッサ、アロンソ、クルサード、ウェーバー、コヴァライネン、ライコネン、ブルツ、ヴィンケルホック、バリチェロ、フィジケラ、クビサ、ラルフ、佐藤、ハイドフェルド、トゥルーリ、デビッドソン、ハミルトンの順となっている。
9周目 ライコネンがコヴァライネンに仕掛けている。
10周目 マッサは1分44秒124のファステストラップを記録した。ドライタイヤのハミルトンは1分47秒901のタイム。第2セクターはほぼドライなため、ここでのタイムはハミルトンが最速だ。
11周目 ライコネン、ブルツがピットイン。ドライタイヤに交換した。デビッドソン、ヴィンケルホックもピットイン。
12周目 マッサ、アロンソ、ウェーバー、コヴァライネン、フィジケラ、クビサ、バリチェロ、トゥルーリ、佐藤、ラルフがピットイン。ドライタイヤに交換した。
13周目 クルサード、ハイドフェルドがピットイン。ドライタイヤに交換した。ここでハミルトンが1分35秒911のファステストラップを記録。
14周目 ヴィンケルホックがコース脇にクルマを止めてリタイアした。
現在の順位は、1位マッサ、2位アロンソ、3位ライコネン、4位ウェーバー、5位ブルツ、6位コヴァライネン、7位クルサード、8位クビサ、9位ラルフ、10位ハイドフェルド、11位フィジケラ、12位バリチェロ、13位佐藤、14位デビッドソン、15位トゥルーリ、16位ハミルトンとなっている。
16周目 ライコネンが1分34秒902のファステストラップを記録した。
17周目 トップのマッサと2位アロンソの差は2秒4、アロンソとライコネンの差は1秒4となっており、ライコネンが追い上げている。
18周目 6位のコヴァライネンが5位のブルツに迫っている。コヴァライネンは1コーナーでブルツをオーバーテイクした。3位ライコネンと4位ウェーバーとの差は9秒2離れている。
19周目 ラルフがハイドフェルドと接触してコース脇にクルマを止めている。彼はクルマを降りてリタイアとなった。ハイドフェルドはレースを続けている。
20周目 佐藤がクルマを降りてリタイアとなった。5位のコヴァライネンは4位のウェーバーにコンマ5秒まで迫っている。ピットからは無線で追い抜くように指示が出ている。最後尾のハミルトンが1分34秒020でファステストラップを更新。レースコントロールではハイドフェルドとラルフの接触事故がレース後に審議の対象となった。
22周目 マッサが1分33秒732でファステストラップを更新。2位アロンソとの差は3秒4となっている。アロンソと3位ライコネンとの差はコンマ8秒だ。
24周目 アロンソとライコネンの差はコンマ5秒となった。ハミルトンが1分33秒643でファステストラップを更新。
26周目 トップのマッサは1分33秒922でアロンソに5秒の差をつけている。ライコネンとアロンソの差は1秒7に開いた。後方ではコヴァライネンがウェーバーにコンマ4秒差に迫っており、8位クビサと9位ハイドフェルドの差がコンマ3秒となっている。
27周目 コヴァライネンがピットイン。7秒9のピットストップを終えてコースに戻った。レースは残り32周となっている。レギュレーションによりレースはスタートから2時間で終了となるため、今後は残り周回数と燃料の搭載料がポイントとなるだろう。
29周目 最後尾の14位で走行しているハミルトンと前を行くトゥルーリとの差は9秒となっている。
30周目 フィジケラがピットイン。残り30周分の燃料を積んで10秒8のピットストップを終えている。
32周目 マッサとアロンソの差は7秒4、アロンソとライコネンの差は2秒1となっている。ライコネンとウェーバーの差は20秒7、ウェーバーとブルツの差は1秒3、ブルツとクルサードの差は17秒1となっている。
33周目 ピットストップを終えて13位でコースに戻ったフィジケラをハミルトンがオーバーテイクした。マッサは1分32秒853のファステストラップを更新した。ここでペースを落としていたライコネンがスローダウンしている。
34周目 ハミルトンとトゥルーリがピットイン。残り周回数分の燃料を積んだ。
35周目 ピットに戻ってきたライコネンはここでリタイア。彼はニュルブルクのサーキットに嫌われているようだ。
37周目 アロンソがピットイン。7秒7のピットストップでコースに出ていった。ブルツとハイドフェルドもピットに入っている。
38周目 マッサがピットイン。8秒5でコースに戻った。デビッドソンもピットに入った。
39周目 クビサがピットイン。燃料ホースが抜けすにタイムロスした。バリチェロもピットイン。各マシンは残り周回数分の燃料を積んでおり、唯一コヴァライネンだけが残り時間分の燃料を積んでいる。
41周目 ウェーバーがピットイン。7秒6の作業でコースに戻った。ハミルトンは11番手にまでポジションを上げている。
43周目 クルサードがピットイン。クビサの前でコースに戻った。
ここまでの順位は、1位マッサ、2位アロンソ、3位ウェーバー、4位ブルツ、5位コヴァライネン、6位クルサード、7位クビサ、8位ハイドフェルド、9位フィジケラ、10位ハミルトン、11位バリチェロ、12位デビッドソン、13位トゥルーリとなっている。
45周目 トップのマッサと2位アロンソの差は5秒9、アロンソとウェーバーの差は36秒1、ウェーバーとブルツの差は4秒、ブルツとコヴァライネンの差は1秒1となっている。
46周目 コース上にパーツが落ちている。マッサが危うく踏みそうになった。このパーツはフィジケラが落としたものだった。
48周目 7分後に雨が降るとの予報が出た。ピットでは不安そうに空を見つめるクリスチャン・ホーナーとミハエル・シューマッハの姿が映った。
49周目 観客が雨合羽の用意をしている。雨が降ってきたようだ。ここでコヴァライネンがピットに入り、なんとスタンダードウェットに交換!!
残り10周 ルノーは無線でコヴァライネンに「ギャンブルだ!」と言っている。
残り9周 雨が降ってきた。心配そうな顔のホーナーと笑みをこぼすブリアトーレの顔が対象的だ。
残り8周 デビッドソンがピットイン。クルサードもピットに入り、レインタイヤに交換した。
残り7周 クビサ、フィジケラ、マッサ、アロンソ、バリチェロがピットイン。スタンダードウェットに交換した。ピットを出る際にアロンソとフィジケラが接触しそうになった。ウェーバー、ブルツ、ハイドフェルドもピットに入った。
残り6周 アロンソがマッサにオーバーテイクを仕掛けるが、マッサも譲らず。
残り5周 ハミルトンがピットイン。アロンソは三たびオーバーテイクを仕掛ける。そしてついにターン6でアロンソがマッサをオーバーテイク!!トップに立った!!
残り4周 勝負に出たコヴァライネンは8位となっている。
残り3周 ここまでの順位は1位アロンソ、2位マッサ、3位ウェーバー、4位ブルツ、5位クルサード、6位クビサ、7位ハイドフェルド、8位コヴァライネン、9位フィジケラ、10位ハミルトン、11位バリチェロ、12位デビッドソン、13位トゥルーリとなっている。
残り2周 2位のマッサはペースを落としているが、3位のウェーバーとは58秒の差がある。
ファイナルラップ 10位のハミルトンが9位のフィジケラをオーバーテイク。最後までプッシュしている。
レース終了! アロンソがトップチェッカーを受ける!2位にはマッサが入った。3位争いを演じていたウェーバーとブルツは、最終シケインでウェーバーがミスをしてブルツにチャンスが巡ってきたかと思われたが、なんとかウェーバーが持ちこたえ、3位でフィニッシュした。ウェーバーにとっては久々の表彰台。
天候に翻弄されたヨーロッパGP決勝は、最後まで諦めなかったアロンソが逆転優勝を飾った。2位マッサ、3位ウェーバー、4位ブルツ、5位クルサード、6位ハイドフェルド、7位クビサ、8位コヴァライネン、9位ハミルトン、10位フィジケラ、11位バリチェロ、12位デビッドソン、13位トゥルーリとなり、9台のマシンがリタイアとなった。
10ポイントを獲得したアロンソは、チャンピオンシップでポイントリーダーのハミルトンに2ポイント差に迫った。
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