
FIA世界モータースポーツ評議会は、現在停職中のマクラーレンのチーフデザイナー、マイク・コフランがフェラーリの資料を持っていたことに対して、チームにペナルティーを課さないことを決定した。評議会は、マクラーレンがコフランの件についてこのスポーツの規約に違反しているとしたが、自分たちが有利になるためにコフランの持っていた情報を利用してはいないと結論付けた。
今シーズンこれまで約半数のレースに勝利しているマクラーレンは、MP4−22にいかなる技術データも利用していないと主張しており、評議会もこれを認めた形となっている。FIA世界モータースポーツ評議会は、今日の午後に行われた聴聞会の後に、次のような声明を発表している。
「世界モータースポーツ評議会は、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスがフェラーリの機密資料を所有していたことを認め、これが国際競技規約の第151条に違反していることを確認した。しかし、この情報がFIAF1世界選手権において不適切な使われ方をしたという十分な証拠はない。したがって、我々はいかなるペナルティーも与えることはない」
「しかし、今後フェラーリの情報が、チャンピオンシップを損なうような形で使われた場合には、我々はボーダフォン・マクラーレン・メルセデスを再び世界モータースポーツ評議会に呼び出し、2007年の世界選手権だけでなく、2008年の世界選手権からも除外する可能性がある」
世界モータースポーツ評議会の結論は、コフランとナイジェル・ステップニーが単独で行動していたというマクラーレンの主張を認めたものであり、評議会は今後この2人を呼び出して抗弁の機会を与え、彼らをモータースポーツから追放することも検討する。
声明にはさらに次のように続いた。「世界モータースポーツ評議会はまた、ステップニー氏とコフラン氏に出頭を要請し、彼らが国際モータースポーツから長期間追放されないための抗弁の機会を与える。そして、評議会はこの問題に関する権限をFIAの法務部門に委譲した」
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