
トロロッソがここのところ騒がしい。スコット・スピードは、クルマのパフォーマンスに満足しておらず、チームの上層部からのサポートも受けていないということを、しばしばメディアに対して語ってきた。そしてとうとう、彼はクビになり、今週末のレースではレッドブルの精鋭、セバスチャン・ヴェッテルに取って代わられることとなった。
ヨーロッパGPの後、スコット・スピードはトロロッソのチームボスのフランツ・トストに首根っこをつかまれていた。彼はSpeedTVに対して語った。「何人かの人たちが見ていたよ。彼は僕の耐火シャツのちょうど首の下あたりをつかんで、前後に揺さぶって手を離したんだ。それから僕を、後ろにクルマが並んでいる壁に押し付けたんだよ」
しかしフランツ・トストは、これはスピードの作り話だと否定した。トストはイタリアの雑誌「オートスプリント」に対して、次のように説明した。「スコットが言っているようなことはなにもないよ。彼がヨーロッパGPでクラッシュしてリタイヤした後、ピットウォールの私のところへやってきて、チームがなぜこんなに力不足なのかと尋ねたんだ。彼は、自分のピットストップの際のチームの仕事ぶりがひどいもので、時間がかかりすぎていたと思っていたんだ。私は彼に、なぜコースアウトしたのかと尋ね、彼自身がこのめちゃくちゃの原因なんだということを説明しようとしたんだよ。しかし彼は聞く耳を持っていなかった。彼は、タイヤ交換になぜあんなに時間がかかったのかと、しつこくいい続けていたよ」
「彼のピットストップがあんなに長くかかったのは、彼がインラップ中だったチームメイトのリウッツィを、第3セクターで追い抜いたからだ。そんな直前で彼がシケインをカットしてまでリウッツィを追い抜いても、我々のコンピュータには分らない。だから、チームはリウッツィが先に入ってくると思ってピットレーンで待っていたのに、スピードが来たのでびっくりしていたんだよ。だから私は彼に怒っていたんだ。私は彼の態度と、何が悪かったのかということに耳を貸そうとしないことに対して怒っていた。だから、私は立ち去ろうとした彼の肩をつかんだ。そして言ったんだ。『私が話しているときに、そんな風に立ち去ることは許さない』とね。彼の首をつかんだりはしていない。そして、落ち着いてから、私は彼に謝ったよ」
この一件の後、スピードはトロロッソのムジェロでのテストに姿を現したが、火曜日にチームは、スピードの代わりにセバスチャン・ヴェッテルを起用することを発表した。
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