
FIAは、フェルナンド・アロンソとペドロ・デ・ラ・ロサのメールの内容を公開した。これが証拠となって、マクラーレンはフェラーリにスパイ行為をしたとしてコンストラクターズチャンピオンシップから除外され、多額の罰金を課せられた。
マクラーレンの2人のドライバーが停職中のチーフデザイナーのマイク・コフランから情報を得ており、その情報源が元フェラーリの従業員であるナイジェル・ステップニーだと知っていたことが、これで確認されている。これらのEメールはこの3カ月の間にやりとりされたものであり、フェラーリのブレーキ、タイヤの内圧、そして重量は遺文などの詳細に関わるものであった。
FIAの書面には、次のように書かれている。「これらのEメールを見れば、アロンソとデ・ラ・ロサの両氏がフェラーリの機密情報をマイク・コフランを通じて受け取っていたことは明白である。両ドライバーはこの情報がフェラーリの機密情報であることを知っており、この情報がナイジェル・ステップニーからコフランを通じて得られたものであることも知っていた」
FIAが解明したところによれば、デ・ラ・ロサはアロンソにあてた3月25日のEメールで次のように書いている。「フェラーリからの情報はすべて非常に信頼できるものだ。今は何をしているのか知らないけど、元チーフメカニックのナイジェル・ステップニーからきたものだからね。彼は、オーストラリアでキミ(ライコネン)が18周目でストップすることを教えてくれた人物でもあるんだ。彼は、僕たちのチーフデザイナーのマイク・コフランととても仲がよくて、この情報をマイクに教えてくれたんだよ」
FIAは、7月に行われた1回目の公聴会の時点でマクラーレンの職員がフェラーリからデータを受け取ったことは分かっていたが、今回世界モータースポーツ評議会がマクラーレンを処罰するに至ったのは、そのデータを使おうという意図があったからである。デ・ラ・ロサは、フェラーリの重量バランスをマクラーレンのシミュレーターで試したかったと語っており、アロンソもタイヤに同じガスを入れてみることが重要だと考えていた。コフランもまた、デ・ラ・ロサがフェラーリのブレーキシステムの詳細について尋ねたとき、「同じことをやってみようとしていた」と語った。
これにより、FIAは次のように述べている。「この証拠により、世界モータースポーツ評議会は、なんらかの競技場のアドバンテージが得られたものを判断した。しかし、そのアドバンテージがどの程度のものであったのかを正確に把握することは永遠に不可能であるだろう」
FIAはさらに、主な責任はマクラーレンにあるとして、ドライバーには処罰を与えるつもりがないと述べた。
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