
シンガポールGPの主催者は、F1初のナイトレースを開催するだけでなく、これまで伝統的にマーシャルが振っていた旗の代わりに電気ディスプレイを初めて導入する予定である。
この旗による伝達は、50年間にわたってモータースポーツで重要な役割を果たしてきたが、今回はコース脇に設けられた電子ボードがそれに取って代わる。主要な空港の滑走路でパイロットを案内するものと同じ技術が用いられている「デジフラッグ」は、そのディスプレーが明るいため、さまざまなフラッグの色を夜間により効果的に表示することができる。
シンガポールGPを担当する照明コンサルタントヴァレリオ・マイオリS.p.A.によって開発されたこのシステムは、バルセロナ、イモラ、モンツァなどのサーキットで10年以上かけて開発されたもので、FIA競技規約の厳しい要求を満たしている。シンガポールの市街地コースで、このデジフラッグ技術がF1で初めて使用される。
35のディスプレイパネルがコース脇に設置される。それぞれのマーシャルポストにいるオフィシャルが、手持ちのパネルで操作し、伝統的な旗と同じ役割を果たす。加えて、レースディレクターはサーキット全域に表示されている警告をすべて把握することができ、ドライバーとこれまでよりも統制のとれた効果的なコミュニケーションができる。
この新しいデジフラッグの導入が発表されたのは、1週間にわたった照明テストを成功させた後だった。これにより、シンガポールの主催者は、F1初のナイトレースを開催するという歴史を作ることになるだろう。2008年3月29日から1週間、16の照明プロジェクターのモックアップがペダン前のセントアンドリュース通りに64メートルにわたって設置されたが、9月にはここをF1カーが時速260kmで疾走する。
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