2009年の開幕戦は、トヨタチームにとって波乱に富んだものとなった。リアウィングに問題があるとされてグリッド最後尾に降格された。ピットレーンスタートを選んだチームは、そこから着実に追い上げ、ヤルノ・トゥルーリが3位表彰台、ティモ・グロックが5位という活躍を見せたが、今度はトゥルーリがセーフティーカー中にルイス・ハミルトンを抜いたとしてペナルティを科され、12位に降格されてしまった。それでも、トヨタのクルマの速さはこのグランプリで証明された。
ティモ・グロック(決勝4位)
「4位になれてうれしいけど、ヤルノは本当に残念だった。ピットレーンからスタートして、あんなふうにトップで戦えたのは、僕たちの力強いパフォーマンスがあったからだよ。僕たちのクルマが速い証拠だね。僕にとってはいいレースだったから、がんばってくれたチームにお礼を言いたい。レースはとてもエキサイティングだったけど、ルノーのアロンソの後ろにかなり長い間つかえてしまって、オーバーテイクするのは難しかった。クルマは良かったけど抜くことができなかったんだ。でも前がクリアなときには1秒速く走れたので、パフォーマンスは確かにあったね。グランプリ前にも言ったように、冬の間のパフォーマンスを見ても僕たちは強いと思ったし、それがレースでも観られたのは良かったね」
ヤルノ・トゥルーリ(決勝12位)
「3位でフィニッシュしたのにその結果に疑義があったのは本当に残念だった。レースの最後にセーフティーカーが出たときに、ルイス・ハミルトンが僕を抜いていったんだけど、その後すぐに彼は突然スローダウンしてコースわきに寄ったんだ。だから僕は彼にトラブルが起こったんだと思ったので、それ以外に方法がなくて彼を抜いたんだ。それでもとてもがんばってくれたチームのみんなにはありがとうと言いたい。僕たちがピットからスタートしても表彰台を争えるのは、彼らのおかげだよ」
山科忠(チーム代表)
「このチャレンジングな週末がこんな形で終わるなんて、本当に面白くないね。昨日もリアウィングの問題があると言われてピットレーンスタートになり、がっかりしたんだ。我々はそれに対して素晴らしい方法で応えて、クルマに本物のパフォーマンスがあることを示した。サーキットにいるスタッフだけでなく、ファクトリーのみんな、パートナー、そしてファンのみんなも含め、我がチームに関わったみんなにお礼を言いたい。今日の結果に疑義がついたことは残念だが、データと状況を調べる時間を与えてもらえるよう、すでに異議を申し立てた」
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