
かつてのような力強いフェラーリはどこへいってしまったのか。不調に喘ぐフェラーリは、スペインGPでも大失態を演じてしまった。予選Q1ではキミ・ライコネンがQ2進出を楽観視して1回のアタックのみを行い、結果的に他チームがタイムを改善させたことで16番手でQ1敗退となってしまった。決勝ではフェリペ・マッサの給油量が足りず、レース終盤では燃料をセーブさせて走るしか方法がなく、4位から6位にポジションを落とすはめになった。
フェリペ・マッサ(決勝6位)
「やっとスコアボードに載ることができたとしても、終盤で2つもポジションを失ったのは本当に残念だよ。ブラウンのペースには敵わないとわかっていたけれど、レッドブルの前には何とか出ることができたんだ。燃料の問題がなければヴェッテルとアロンソの前にいることが出来たはずだよ。レース終盤は厄介だった。ハードタイヤですでに苦しんでいたのに、ヴェッテルの前に留まるのと同時にできるだけ燃料をセーブしないといけなかったからね。チームは、もしも完走したいのならヴェッテルを先に行かせてスローダウンしろ、もしもう一度ピットストップを行うのならポイント圏外でフィニッシュするだろうと、伝えてきた。今日はソフトタイヤでのクルマのペースがまあまあ良かったから、まだコンマ数秒遅くても少なくとも上位争いができるようになったと思うよ」
キミ・ライコネン(決勝リタイア)
「ポイント圏内でフィニッシュできたはずだから、とても不満だよ。残念なことにハイドロリックトラブルがアクセルのコントロールにつながてしまい、リタイアせざるを得なくなったんだ。スタートではいくつかポジションを上げたけれど、ハイドフェルドのBMWに捕まってしまったよ。クルマは良くなったけれど、信頼性の問題を修正しないといけないね。もちろん、挽回しないといけない時にセッション序盤に起きたように避けられるミスを犯してしまいがちだけど、チームが失速したことを話し手も意味がないからね。僕たちは過去2年間に4つのうちの3つのワールドタイトルを獲得したのと同じ人間なんだ」
ステファノ・ドメニカリ(チーム代表)
「今週末からは満足いくものを得ることができたが、同時に更なる懸念材料が見つかった。一方では、ここ数週間に渡る努力がクルマのパフォーマンスレベルの改善について成果を結んでいた。昨日の予選と今日とで、フェリペは高いレベルの競争力を発揮し、それはタイムでも証明された。レースで3番目に速かったのは運が良かったからではなく、今年のこれまでのレースとはかけ離れているだろう。また、信頼性におけるマイナス面も再び明らかになった。今日もトラブルによってキミはリタイアに追い込まれ、フェリペは終盤で2つポジションを落とし、彼の表彰台獲得のチャンスを奪ってしまった。それらは獲得するにふさわしいものだったはずだ。フェラーリのようなチームにとっては受け入れがたい。私たちはこれまでの基準に戻すべく行動しなければならず、パフォーマンスの面でもある程度は何とかしなければならない。やるべきことは山のようにあるので、いつも通りの絶対的な決意を持ってして取り組むつもりだ」
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