
ジャック・ヴィルヌーブは、F1の世界でレースをする最近の多くのドライバーにつて、その全体的なマナーを批判した。2006年のBMWを最後にF1を引退したヴィルヌーブは、スリックタイヤでレースをするのであれば特に、コース上のバトルはもっとアグレッシブであるべきだとしている。
1997年の世界チャンピオンであるヴィルヌーブは、3年前にロベルト・クビサに押し出される形でシーズン終了を待たずにF1を離れたが、今でも自分にはこのスポーツでの未来があったかもしれないと信じている。「確かにそうだね。僕は自分で辞めたわけじゃないんだ」と彼はドイツの新聞「シュポルトビルト」に対して語った。「僕はレーシングカーをドライブするために生まれてきたんだ。僕がこれまでにしてきたことはすべてスピードに関係がある。スキーであれ、今モントリオールの故郷でやっているモトクロスやカートであれ、僕はいつも限界まで攻めてリスクをとるようにしているよ」
1982年にベルギーで事故死したジル・ヴィルヌーブの息子である彼はさらに、最近のF1にはファイティングスピリットがいかに足りないかということについても語った。「問題は、今のF1には気の強いドライバーがいなくなってしまったということなんだ。アロンソはまだそういうタイプだけど、彼以外に誰がいる? 今では、みんな広報担当者にあらかじめ指示されたようなことしか言わない。僕たちみんなが大好きだったような争いはないんだ。最近で思い浮かぶのは、去年、マッサがハミルトンとタイトル争いをしていたときのことだね。“嫌う”という感情がなく、ただ純粋にタイトルを争っているだけだ。これは、例えばミハエルと僕、またはエディー・アーバインのときなどとは違うよね」
若いドライバーが多くこのスポーツに入ってきたことで、ギスギスした戦いがなくなってきたのだろうか、という質問に対し、フランス系カナダ人のヴィルヌーブは次のように答えた。「基本的に、口を開けば本音というのは出てくるものだ。何をするときでも自分自身に正直でいるべきだけど、今のドライバーがみんなそうかどうか、僕にはわからない。でも、実際にはそれはいつだって可能だよ」
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