2009年F1世界選手権は、第7戦トルコGPの時を迎えた。レース開始前の気温は32℃、路面温度は49℃、湿度30%、晴れでドライコンディションとなっている。
ポールポジションはヴェッテル、それにバトン、バリチェロのブラウン勢が続く。KERS搭載車のトップは6番グリッドのライコネン、それにチームメイトのマッサが続いている。燃料が最も軽いのは8番手スタートのアロンソ。ポールスタートのヴェッテルが2番目に軽いので、スタートで逃げ切れるかどうかが注目される。
グリッド上でタイヤウォーマーが外された。ほとんどのクルマがハードタイヤでのスタートを選んでいる。
フォーメーションラップがスタート。各車きれいに動き出し、トラブルなどは起きていない。
全車がグリッドにつき、シグナルがブラックアウト、レーススタート!バリチェロがスタートに失敗し大きく順位を落とす。1コーナーはヴェッテル、バトンの順に通過。
後ろからトゥルーリがジャンプアップし、それにウェーバー、マッサ、ロズベルグが続く。バトンが9コーナーでヴェッテルをオーバーテイク! トップに立った。
1周目を終えて、順位は1位バトン、2位ヴェッテル、3位ウェーバー、4位トゥルーリ、5位ロズベルグ、6位マッサ、7位アロンソ、8位クビサ、9位ライコネン、10位中嶋、11位コヴァライネン、12位バリチェロ、13位ハイドフェルド、14位グロック、15位ピケ、16位ハミルトン、17位スーティル、18位フィジケラ、19位ブエミ、20位ボーデとなっている。
ヴェッテルは1周目でミスをしたためにバトンに抜かれた模様。
2周目 クビサがアロンソを抜いて7位に浮上。
3周目 トップバトンと2位ヴェッテルの差は1.7秒、3位ウェーバーは2.5秒離れてこれに続く。リプレイによるとバリチェロのスタート失敗はアンチストールが機能してしまったためのようだ。クルマがスムーズに動きはじめるまでにかなり時間をロスしている。
5周目 フィジケラがピットイン。トップのバトンと2位ヴェッテルとの差は2.2秒に開いた。フィジケラはクルマのトラブル。クルーが車体を持ち上げて下をのぞいている。
7周目 トップバトンと2位ヴェッテルの差は2.9秒。ヴェッテルと3位ウェーバーとの差が3.9秒。フィジケラはリタイアの表示。
8周目 現在順位争いを繰り広げているのが11位のコヴァライネンと12位バリチェロ。最終コーナーでバリチェロがコヴァライネンをオーバーテイク! しかし、1コーナーでコヴァライネンが再び順位を取り戻す。16番手のピケを、ハミルトンが0.6秒差で追っている。
9周目 コヴァライネンを追っていたバリチェロがスピン! グロック、ハイドフェルド、スーティル、ハミルトンがバリチェロを抜いていく。バリチェロは、ダメージはなく、17番手で走り続けている。
10周目 8番手のクビサをライコネンが0.5秒差で追う。
11周目 バリチェロがピケを抜いて15位に浮上。このレースでは、ターン9が注目すべきオーバーテイクポイントとなっている。
12周目 トップのバトンと2位ヴェッテルとの差は4.6秒にまで広がっている。
12周目 スタートの失敗とスピンで大きく順位を落としているバリチェロだが、今は14番手のスーティルに0.6秒のところまで迫っている。
12周目 バトンが1分27秒799のファステストラップ。
13周目 スーティルを追うバリチェロが、コーナーでインからしかけるも、接触。バリチェロはフロントウィングの右翼端板を大きく破損した。
14周目 バリチェロが緊急ピットイン。給油、タイヤ交換、ノーズ交換を行い11.3秒でピットアウト。再びハードタイヤを履いている。
15周目 7位アロンソがピットイン。トップのバトンとヴェッテルとの差は5.6秒。そろそろヴェッテルもピットインが近づいている。
16周目 2番手のヴェッテルがピットイン。6.5秒でハードタイヤを履いてピットアウト。6番手でコースに復帰した。3ストップ作戦の可能性がある。これで、トップバトン、2位ウェーバー、3位トゥルーリ、4位ロズベルグ、5位マッサ、6位ヴェッテルというオーダーとなった。
17周目 トゥルーリがピットイン。トップのバトンと2番手ウェーバーの差は11.7秒。この2台はほぼ同時にピットストップを行うと考えられる。トゥルーリは9番手でコースに戻っている。
17周目 バトンがピットイン。ヴェッテルとの差は27.2秒ある。マッサもピットイン。バトンは3番手、ヴェッテルよりも前でコースに戻っている。
18周目 暫定トップを走行中のウェーバーがピットへと向かう。こちらは9.4秒のストップ。ヴェッテルとは違い、2ストップ作戦だと思われる。6番手のライコネンもピットインしている。
20周目 現在の順位は1位バトン、2位ヴェッテル、3位クビサ、4位ウェーバー、5位中嶋、6位ロズベルグ、7位トゥルーリ、8位グロックとなっている。クビサと中嶋はまだピットストップを行っていない。
トップのバトンと2位ヴェッテルの差は3.7秒。ピットストップを行う前とほとんど同じだけの差があるが、3ストップ作戦のヴェッテルの方がクルマが軽いはずであり、この差を縮めなければヴェッテルの優勝はない。
21周目 3位クビサと11位スーティルがピットイン。中嶋、グロック、ハイドフェルド、ピケ、ハミルトン、ブエミ、ボーデの7台がまだピットストップを行っていない。
22周目 バトンとヴェッテルとの差が2.4秒に縮まっている。3位ウェーバーは9.4秒後方。
22周目 ハミルトンがターン1でライコネンをパスして13位に浮上。ライコネンは給油を終えており、クルマが重い。
23周目 2位ヴェッテルが、バトンに1.6秒の所まで迫っている。燃料が軽いヴェッテルだけが現在1分27秒台で走っている。
24周目 ヴェッテルがバトンまであと1.1秒。ここでバトンを抜くことができなければ、ヴェッテルの優勝の目はかなり小さくなってしまう。逆に、バトンがここでトップを守りきれば、優勝の可能性が大きくなる。
25周目 ヴェッテルがいよいよバトンまで0.6秒の所まで迫った。ヴェッテルに、「ブレーキングに集中しろ」との無線が飛ぶ。いよいよトップを狙ってくるはずだ。
26周目 バトンとヴェッテルがテール・トゥ・ノーズでホームストレートを駆け抜けるが、1〜3コーナーではまだオーバーテイクは見られない。ヴェッテルは一刻も早くバトンを攻略する必要がある。ドライビングを見ると、バトンのほうが安定しており、ヴェッテルはかなりアグレッシブな走りをしている。
27周目 トヨタの2台が順争い。グロックが前に出て6位に浮上。ただし、グロックはまだ1回目のピットストップを行っていない。
28周目 バトンとヴェッテルが相変わらず0.4秒ほどの差で走行中。バトンは非常に落ち着いたドライビングでヴェッテルを寄せ付けない。ヴェッテルは、このままバトンを抜けないと非常に苦しいレースとなるはずだ。
29周目 8番手のハイドフェルドがピットイン。
29周目 ヴェッテルがバトンを抜くのをあきらめて早めのピットイン。ハードタイヤを装着し、8.6秒でピットアウト。ウェーバーの後ろ、3番手でコースに復帰。ヴェッテルは今回もハードタイヤを履いているので、最後にもう1回ピットストップを行う3ストップ作戦であることが確定した。
31周目 現在の順位は1位バトン、2位ウェーバー、3位ヴェッテル、4位ロズベルグ、5位トゥルーリ、6位マッサ、7位中嶋、8位クビサとなっている。グロックが現在ピットストップを行っている。
32周目 3番手ヴェッテルは、前のウェーバーと7.4秒、後ろのロズベルグと6.4秒の差が開いており、比較的自由に走れる空間を確保した。チームからは、「優勝できるかどうかはすべてラップタイム次第だ」という声も飛んでおり、見えない敵と戦う後半戦となっている。
33周目 10番手ハミルトンがピットイン。ソフトタイヤを装着して9.8秒でピットアウト。ソフトタイヤで最後まで走り切るつもりか?
34周目 猛プッシュをしているヴェッテルだが、ラップタイムはバトンよりも0.5秒遅い。
34周目 ピケとハミルトンが16番手争い。抜きつ抜かれつのバトルを繰り広げたが、最後はピケが前に出た。
37周目 14番手のスーティルが2回目のピットストップ。トップのバトンと2位ウェーバーとの差は18.5秒、その8.4秒後方にヴェッテル、5.7秒遅れてロズベルグ。
38周目 ブエミがハミルトンをパスして17位に浮上。ハミルトンのソフトタイヤはちょっと厳しいのか。
40週目 バリチェロがピットストップ。ソフトタイヤに交換している。残り19周をこれで走りきる。
9番手のアロンソが2回目のピットイン。現在の順位は、1位バトン、2位ウェーバー、3位ヴェッテル、4位ロズベルグ、5位トゥルーリ、6位マッサ、7位中嶋、8位クビサという顔ぶれがポイント圏内となっている。
40週目 バトンが1分27秒579で25周ぶりにファステストラップを更新。
41週目 ロズベルグがピットイン。7番手、中嶋の後ろでコースに復帰した。
現在の順位は、バトン、ウェーバー、ヴェッテル、トゥルーリ、マッサ、中嶋、ロズベルグ、クビサ、グロック、ライコネン、ハイドフェルド、アロンソ、コヴァライネン、ピケ、ブエミ、ハミルトン、バリチェロ、スーティル、ボーデとなっている。
43週目 バトン→ウェーバーが19.4秒、ウェーバー→ヴェッテルは9.5秒。
43週目 5番手のマッサが2回目のピットイン。
44週目 トップのバトン、2位ウェーバーが同時にピットイン。
13位のコヴァライネンと15位のブエミもピットストップを行っている。4番手トゥルーリ、5番手中嶋もピットイン。最後のピットストップラッシュが始まっている。最後のピットストップ以降は、ほとんどのクルマがソフトタイヤでチェッカーフラッグを目指すこととなる。
中嶋のピットストップでトラブル。左フロントタイヤの装着に時間がかかっている。今季初めて入賞圏内を走っていただけに、残念なミス。
48週目 トップのバトンと2番手ヴェッテルの差は6.0秒。ヴェッテルから3位ウェーバーまでは13.4秒。ヴェッテルはもう1回ピットストップを行うので、このままではウェーバーに抜かれてしまう可能性が高い。
48週目 6位のグロックが2回目のピットイン。
49週目 ヴェッテル、ピケ、バリチェロがピットイン。ヴェッテルはウェーバーの後ろ、3番手でコースに復帰した。バリチェロがガレージにクルマを入れてリタイア。ブラウンGPは、今シーズン初のリタイアとなった。
49週目 現在の順位は1位バトン、2位ヴェッテル、3位ウェーバー、4位トゥルーリ、5位ロズベルグ、6位マッサ、7位クビサ、8位グロック、9位ライコネン、10位アロンソ、11位ハイドフェルド、12位中嶋、13位ハミルトン、14位コヴァライネン、15位ブエミ、16位ピケ、17位スーティル、18位ボーデとなっている。リタイアはフィジケラとバリチェロの2台。
トップのバトンと2位ウェーバーの差は20.5秒。バトンの優勝は間違いない状況となりつつある。ヴェッテルは、燃料を軽くしての3ストップ作戦が裏目に出た格好。2ストップだったチームメイトのウェーバーにも抜かれ、現在3位を走行中。
残り5周 3位のヴェッテルが前を走るチームメイトに2.4秒まで迫っている。あと5周で、コース上でのオーバーテイクが見られるか。それともチームメイト同士の接触のリスクを避けてこのままの順位で終わるのか。
ヴェッテルには、チームから「無理をするな」という無線が入っている。
残り3周 ヴェッテルはまだ1.6秒でチームメイトのウェーバーを追って、見た目にも非常にアグレッシブな走りを続けている。
残り2周 ウェーバーとヴェッテルの差は1.2秒。
ファイナルラップ。ヴェッテルもようやく攻めの手を緩めたように見える。バトンは1分30秒台までタイムを落としてクルージング。
バトンが最終コーナーを回り、蛇行運転をしながらトップでチェッカーフラッグを受ける。今シーズン7戦中6回目の優勝。圧倒的な強さを見せつけている。2位はウェーバー、今シーズン3回目の表彰台。ポールポジションからスタートしたヴェッテルは3位となった。
2009年F1世界選手権第7せんトルコGPの結果は、1位バトン、2位ウェーバー、3位ヴェッテル、4位トゥルーリ、5位ロズベルグ、6位マッサ、7位クビサ、8位グロック、9位ライコネン、10位アロンソ、11位ハイドフェルド、12位中嶋、13位ハミルトン、14位コヴァライネン、15位ブエミ、16位ピケ、17位スーティル、18位ボーデとなった。バリチェロとフィジケラはリタイア。
ドライバーズチャンピオンシップはバトンが61ポイントでトップ、バリチェロが35ポイントで2位、次いでヴェッテル29ポイント、ウェーバー27.5ポ イントと続いている。コンストラクターズはブラウンGPが96ポイントでトップ、2番手のレッドブルが14ポイントで、ブラウンGPが他を寄せ付けない状 況となりつつある。
次戦イギリスGPは、6月21日に決勝レースが行われる。
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