
ルノーのエンジニアリングディレクターを務めていたパット・シモンズは、ネルソン・ピケ・ジュニアがクラッシュゲートの企画を立てたことを明らかにした。シモンズから出された公式文書は、水曜日に明るみに出る前に月曜日のFIAの公聴会で公表されている。
シモンズと元マネージングディレクターのフラビオ・ブリアトーレは、すでにルノーを離脱していることを理由に月曜日に開催された世界モータースポーツ評議会(WMSC)の公聴会に出席しなかったが、クラッシュゲートを自白してFIAから訴追免除を認められたピケだけは公聴会に出席し、事件について謝罪を行った。しかし、FIAのポール・ハリスが公聴会で読み上げたシモンズの声明文によると、故意にクラッシュすることを提案したのはピケ自身だという。
水曜日に明らかになったシモンズの声明文は以下の通りだ。
「この事件に関する私の役割について知っていただきたい。ネルソン・ピケ・ジュニアが最初に提案したこのアイディアを聞いた私はただちに却下すべきだった。そうしなかったことを永遠に後悔し、残念に思う。昨年のシンガポールのある夜、私は過ちを犯した。その時は全く想像もしなかった結果だが、その過ちのために、私はあなた方全員(FIAやWMSC)や私が関わった行動に関与する全ての人たちに深い謝罪をすることしかできない」
しかし、ピケはこのシモンズの発言を完全に否定している。「僕がこの考えを思いついたわけじゃない」と、ピケは公聴会で説明した。「日曜日に僕がトラックを訪れた時から始まったもので、僕はシモンズの声明文だけでなく彼が言ったことを聞いたんだ。以前にも話したことだけど、それについて言ったりやったりすることは全くなかったよ」
「自分のマネージャーとチーム代表(いずれもブリアトーレ)とシニアエンジニア(シモンズ)がいて、なおかつプレッシャーを掛けられる厳しい状態にいたら、自分の精神は間違いなく本来あるべき姿ほどクリアにならなかった。それが自分の前に置かれていることを信じることの方が本当に難しかったんだ」
77分間の公聴会は全て録音されており、「参考人X」と称されるルノーチームの4人目のメンバーがレース前ミーティングに出席し、クラッシュ前にその計画に気付いていたことが明白となった。この参考人が、フラビオ・ブリアトーレが事件の主導者であったことをFIAに明かした際に重要な役割を担っていたと考えられている。
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