Formula 1
21 11 2009

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トヨタ F1撤退を正式発表

04 11 2009

トヨタ自動車は4日、豊田章男社長が東京都内で会見を開きF1から撤退することを正式発表した。世界的な不況により、今年度も巨額の営業赤字に陥る見通しのトヨタは、F1撤退によるコスト削減を決断した。会見に出席したチーム代表、山科忠氏が言葉を詰まらせ涙を見せる場面もあった。

トヨタは2002年にF1に参戦し、当初は2012年まで継続する方針であったが、去年秋以降の急激な自動車の販売不振で経費の削減を迫られ、年間数100億円とも言われるF1参戦についても検討を重ねてきた。その結果、最悪の時期は脱したとはいえ、2期連続の赤字となる見通しのため、来年以降の参戦を断念し、今年限りでF1から撤退する方針を固めた。

昨年12月にはホンダがF1から撤退し、トヨタも今年限りで撤退することが決定したことから、F1に参戦する日本メーカーは、タイヤメーカーのブリヂストンのみとなるが、ブリヂストンも今週月曜日に来シーズン限りでF1から撤退することを発表している。

以下はトヨタ自動車から発表された声明である。

「トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、2009年をもってフォーミュラ・ワン世界選手権(F1)から撤退することを発表した。

トヨタは、昨年来の急激な経済情勢の変化の中でも、豊かなクルマ文化の創造に向けた重点施策として、モータースポーツの最高峰であるF1への参戦を継続してきた。しかしながら、昨今の厳しい経営環境を踏まえつつ、来年以降のモータースポーツ活動についても、あらためて中長期的な観点から総合的に検討した結果、本年限りでのF1からの撤退を決定した。今後、F1に参戦していたトヨタのモータースポーツ子会社Toyota Motorsport GmbH(トヨタ モータースポーツ有限会社)は、欧州におけるモータースポーツ活動拠点へと、事業内容を転換していく予定である。

トヨタはモータースポーツ活動を、クルマの持つ夢や感動をお客様にもたらす大切なものと位置づけており、F1には、2002年以降8年にわたって参戦してきた。多くのチームがしのぎを削る、最高峰のレースへの挑戦は、トヨタのブランド認知度\信頼度の向上や、技術開発、人材育成など、様々な面でトヨタに多くのメリットをもたらしてくれた、かけがえの無い貴重な経験であった。単独チームとしての参戦には、多くの困難もあったが、ファンの皆様や、関係者の皆様の温かいご支援に支えられ、8年間で表彰台13 回、入賞87 回という成績を修めることができた。

トヨタは今後、F1をはじめとするモータースポーツで得た経験を生かしながら、スーパースポーツ「LEXUS LFA」や小型FRスポーツなど、お客様をワクワクさせることのできる市販車の開発に邁進していく。また、モータースポーツ活動についても、様々なカテゴリーのレースへの参戦のみならず、お客様に身近に感じていただけるグラスルーツレベルのレースの支援や、気軽に楽しんでいただけるようなイベントの企画、モータースポーツの一層の発展に貢献すべく、積極的に取り組んでいく」


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