
ウィリアムズは、チームのスポンサーを務めるフィリップスが主催した「2009フィリップス・ドライビング・アカデミー」を制したロブ・タールトン氏(21歳、シカゴ出身の航空宇宙工学の学生)にF1マシンをドライブするチャンスを与え、彼はFW29を駆ってシルバーストンを5周走行した。
タールトン氏は、フィリップス・ドライビング・アカデミーのオンラインテストトラックでファステストラップを記録した一人で、世界中から参加した15000人のライバルたちを破ってイギリスで行われた最終選考に進んだ。最終選考では3日間に渡る評価プログラムが行われ、タールトン氏は双子の兄弟を含む10人のファイナリストから最優秀者に選ばれ、F1マシンのドライブという夢を叶えることになった。
ストレートで時速288kmを記録したタールトン氏は、「信じられないよ。速いってことはわかっていたけれど、こんなに速いなんて思わなかった!」と語った。タールトン氏のシルバーストンでの1日は、ウィリアムズドライバーの中嶋一貴に見守られながらロータス・エキシージでプラクティスラップを走行することから始まった。その後はF1マシンから想定されるパワーやスピード、グリップの感触を味わうためにロータスからF3マシンに乗り換え、15周を走行した。ウィリアムズチームとのブリーフィングや一貴とのマンツーマンミーティングを行った後、タールトン氏はFW29に乗り込み、一生忘れることのできない5周を走行した。
「F1マシンに乗る時までにトラックとグリップレベルには十分慣れていたから、限界を越えたりトラックからコースオフする心配をすることなく安全に走り始めることができた」と、タールトン氏は語った。「ゆっくりと徐々に進めていくことに集中し、あまり速く走りすぎないようにして、いいタイムを出そうとしなかったんだ」
「クルマはかなり安全に感じたし、この経験への準備が整っていた。AT&Tウィリアムズチームは僕のために本当に素晴らしい準備をしてくれたよ。ここ数日は(グローヴで)シミュレーター作業をたくさん行い、みんなは常に僕たちを見守って多くの指導をしてくれた。彼らはレーシングラインのとり方やグリップレベルの下げ方についてたくさん助けてくれたから、寒くて湿っていることで有名なシルバーストンの本物のトラックコンディションを体験できたよ」
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